子供を大学留学させようと思うと、1年間にどれくらい費用がかかるのか、どんな項目で必要なのかは知っておきたいポイントです。
今回は、大学留学をする際に、1年間にいくら必要なのかを、一般的な水準とともに、国別にご紹介します。
あわせて必要な項目も解説しますので、将来的にお子さんを海外の大学に留学させる予定がある方は、参考にしてくださいね。
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大学留学の平均費用は?1年でどれくらいかかる?
大学留学の平均費用は、安いところで年間「授業料」だけでは50万円〜500万円。国や地域、いきたい大学によって、当然大幅に異なります。
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ただし、そのほかに滞在費やパスポートの申請料、食費や交通費などもかかってくるため、おおよそ年間200〜500万円はみておいたほうがいいでしょう。特に、北米やイギリス、オーストラリアなどは物価も高く、高額になりがちです。
一方、ドイツやノルウェーなどは国公立大学なら学費が原則無料。国外からの学生も対象になっているのが嬉しいところです。
留学をするなら、目的とともに予算もしっかりと考えた上で行き先をきめるべきでしょう。
アメリカへの大学留学費用はいくら必要?
アメリカへの大学留学費用は、目安として1年間で250〜400万円は年間にかかってくると考えたほうがいいでしょう。
この金額には学費、生活費も含みますが、大学によっては授業料が非常に高額になるため、捻出が難しくなることも。
一般家庭ではなかなか1年間でこれだけの金額を出すことは難しいので、しっかりと小さな頃から備えておき、家計を見直しながら「奨学金」を借りることも検討したほうがいいでしょう。
オーストラリアへの大学留学費用はいくら必要?
オーストラリアへの大学留学費用も、アメリカと同様にやや高額。
1年間で200万円〜400万円程度はみておいたほうがいいでしょう。
ここには専門学校に行った場合などの費用を含んでいるので、大学となるとやはり400万円は見ておいたほうがいいかもしれませんね。実際の例を調べてみると。350万円以上かかっている人が多い印象です。
一般家庭ではいきなり捻出するのは難しい金額ですから、子供が小さな頃からしっかり家計をみなおしながらコツコツと貯めるか、奨学金をたくさん借りるといった方法で準備することになると思います。
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カナダへの大学留学費用はいくら必要?
カナダへの大学留学費用の相場は200〜300万円と言われています。
アメリカやオーストラリアと比較するとやや安く感じますが、それでも300万円くらいは見ておいたほうが安心です。
少し安く感じるとはいうものの、お金がたくさんかかることには変わりがありません。いきなり出すのは難しいですよね。
子供が小さな頃から家計をしっかりと見直し、コツコツと備えましょう。
奨学金を借りるという手段もありますよ。
ドイツへの大学留学費用はいくら必要?
実は、ドイツは国公立大学の学費は「無料」です。
そのため、物価はそこまで安くはないものの、留学費用は1年間で150〜250万円とかなり抑えられます。
生活レベルさえ落とせば、年間200万円前後も可能でしょう。
イメージとしては、東京で一人暮らしするのとおなじくらいかかると思っておくといいでしょう。
とはいうものの、急にこれだけのお金を捻出するのは厳しい家庭がほとんどだと思いますので、コツコツと子供が小さな頃から備えるようにしてくださいね。また、奨学金も上手に活用しましょう。
ノルウェーへの大学留学費用はいくら必要?
ノルウェーの国公立大学の学費は原則無料。そのため、学費は必要ないのですが、物価が高く、生活費がかさみます。
年間の留学費用は150〜350万円ほど。生活によってはもっとかかることだってあります。
できるだけ費用を抑えて大学留学したいなら、ステイする家と食費などの「滞在費」を抑えることがカギです。
とはいうものの、まとまったお金が必要となるのは他の留学先と変わらないですね。子供が小さなうちからコツコツと準備しておくことが大切です。
奨学金の存在も、忘れないでくださいね。
イギリスへの大学留学費用はいくら必要?
イギリスへの大学留学費用は、1年間で300〜500万円が目安。物価も高く、学費もかかるため、やや高くなっていますね。
アメリカとそれほど変わりません。
おおよそ400万円はかかると見ておいたほうがいいでしょう。
とても、一般家庭でいきなり出せる金額ではありませんので、コツコツ型で準備しておくことが重要です。今のうちから家計を見直しておくことも大切でしょう。
フィリピンへの大学留学費用はいくら必要?
フィリピンは物価が安く、学費も高くないので1年間の大学留学費用は60〜120万円程度が相場となっています。
とはいうものの、贅沢をしたらあっという間にこの金額は超えてしまいます。
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とはいうものの、決して小さくはない金額。捻出するためには、日々の節約のほか、思い切って奨学金を借りるといった工夫が必要でしょう。
大学留学費用を用意する方法は?
大学留学費用を準備する方法としては、主に次の4つが挙げられます。
特に、大きなお金を子供が小さなうちから準備したいなら「貯金」と「投資信託」の合わせ技がおすすめ。奨学金は困った時の切り札です。
大学留学費用を準備する方法
・貯金
・投資信託
・奨学金
・学資保険
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そのために最も効果的なのが「固定費の節約」です。
固定費の節約には様々な方法がありますが、我が家が最もおすすめしているのは「格安SIMへの乗り換え」と「保険見直し」。
どちらも効果的、かつ比較的かんたんにできます。
固定費は毎月かかってくるものですから、少しでも抑えることが大切。ただし、保険は最低限の保障はないといざという時に困ってしまいますから、バランスは大切です(個人的に、医療保険はいらないと思っていますが)。
保険見直しをするなら、保険見直しラボがおすすめ。強引な勧誘は一切なく、ベテランのフィナンシャルプランナーが対応してくれますので、留学費用を捻出するための資金相談もできます。
保険見直しラボは「保険料の節約」に力を入れているので、保険料を安くしたい人にはぴったり。
数十社の保険会社から、希望に沿った適切かつお得なプランを提案してくれるのがオススメポイントです。
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今のうちからしっかり家計を見直して、留学費用を準備しておきましょう。
すでに留学することが決まっていて、留学に関して相談したいのであれば、日本最大級の留学総合サイト【School With】といったサービスがおすすめです。無料で相談できますので、困った時は利用してみてください。
大学留学で必要となる費用の種類
大学留学で必要となる費用の種類を、留学前と留学中に分けて解説します。
大学留学前にかかる費用
・情報収集費
・試験費用
・出願料
・パスポート・ビザ費用
・渡航費
・海外旅行保険料
情報収集費用
留学をするためには、まずは情報収集から。
試験のための学習費や、留学フェアといったイベントの参加費をこれに含みます。
東京や大阪に住んでいる方であればそれほど大きな金額はかかりませんが、地方から留学フェアに参加しようと思うと交通費がかさむことも。
試験費用
留学の要件として「語学力」が求められている場合、TOEFLといった英語試験を受けるための費用が必要です。受験費用は試験の種類によって異なりますが、日本円で2万円前後かかる試験もあります。
せっかく留学に行っても語学力が追いつかずに辛い思いをするのは残念ですから、試験が課せられていなくとも、できるだけ事前に力試しはしておきましょう。
出願料
海外の大学を受験するには、出願料がかかります。相場は25〜100米ドルほど。学校によってばらつきがあります。
キャンセルをしたり、不合格になったりしても払い戻しはありません。
パスポート・ビザ費用
渡航前にビザ申請は済ませておきますが、ビザ申請にはパスポートが必要です。
パスポートを作るには、12歳以上20歳未満で11,000円、20歳以上で16,000円の費用がかかります。
ビザの申請費用はケースバイケースです。できるだけ早くパスポートやビザの申請はしておきましょう。
渡航費
海外の大学に留学する前に、入学に間に合うように渡航しますよね。
渡航のための航空費のほか、寮やホームステイ先に滞在する前までのホテル代などが必要です。
高すぎるホテルに泊まると費用を圧迫してしまいますが、逆に安すぎるホテルは治安が悪い可能性もあり、おすすめできません。メリット・デメリット比較した上でちょうど良いラインのホテルやサービスを利用しましょう。
海外旅行保険料
海外旅行保険は必ず入っておきましょう。
というのは、海外の医療費は高額になるケースが多く、少し病気で入院しただけで数百万円の請求をされたという話もあります。
海外旅行保険は「安心のためのお金」と割り切って、損害保険会社が提供する海外旅行保険をかけていきましょう。
保険料は必要になりそうな金額を見極め、バランスの良い補償をつけましょう。
大学留学中にかかる費用
・授業料
・生活費
・現地保険料
・お小遣い
1.授業料
現地での授業料は、通う学校や国によって大幅に異なります。
授業料だけで年間数百万円かかることもあれば、大学の授業料が無料となっている国も。
また、自分が通っている大学と提携している海外の大学へ「派遣留学」するなら、元通っている大学の学費のみですむケースも。
特に授業料が高額になりがちなのは北米。人気もある地域ではありますが、授業料やメリットとのバランスを考えて行き先を決めることが大切です。
2.生活費
現地で過ごす宿舎や食費、交通費、医療費などを総合した「生活費」は授業料がいらない学校でも、必要です。
現地の物価によって金額は大きく変わりますが、イメージとしては東京の大学に通うのに、子供を一人暮らしさせるのと同じくらいはかかると思っておいたほうがいいでしょう。
3.現地保険料
現地で加入が義務付けられている保険がある場合にかかる費用です。
日本から加入してきた海外旅行傷害保険とは別です。
4.お小遣い
現地では、生活費以外にも、友人と遊びに行く、もしくは自分の趣味に使うためのお小遣いが必要です。
どのくらいの金額を渡すかは子供と相談し、現地の物価も考慮して決めましょう。
大学留学費用を捻出するなら、家計をまずは見直すことから!
大学留学費用は、通いたい大学がある国によって大きく金額が異なります。
一般的に北米は高額ですが、アジアは安く、ヨーロッパの一部地域では留学であっても「授業料がかからない」ことも。
ただし、授業料がかからなくても生活費は必要ですから、やはり大きなお金がかかってくることは覚悟しておきましょう。
最終的には奨学金を借りることも視野に入れつつ、大切なのは大学留学費用を準備できるだけの「家計」にしておくこと。
今から固定費の見直しなどを行い、コツコツと費用を備えておきましょう。
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