こんにちは、ゴリラママです。
厚生労働省の発表によると、2019年の公的年金の金額が「増える」ことがわかりました。
今回は、なぜ今年金が増えるのか、増える一方で「実質目減り」と言われる原因や、今後私たちがどう対応していくべきかを解説します。
年金に興味のある方、老後資金の備え方の一例を知りたい方は参考にしてくださいね。
Contents
年金が4月からちょっぴり増える!0.1%増加の裏側は?
2019年1月18日、厚生労働省は2019年の4月より、公的年金支給額を0.1%引き上げるという発表をしました。
年金を増やすのは実に4年ぶり。
物価や賃金の水準が上昇したことにあわせ、今回の年金増額を実施するとのことです。
今回の増額で増える金額は、次の通りです。
・国民年金……満額で受け取っている人で67円/月
・厚生年金……平均的な収入のサラリーマン家庭で227円/月
ちなみに、平均的なサラリーマン家庭のモデルは「賞与を含んだ平均月収が約42万8千円、妻は専業主婦」です。
共働きで正社員として働いていた家庭では、もう少し金額は上がります。
年金は増えるけれど、実質は「目減りしている」原因
年金は増えているはずなのに、実は「年金が目減りしている」と言われています。
そう言われてしまう原因として考えられるのは、次の2つです。
1.マクロ経済スライドの影響
2.実質的にインフレ経済に転化しつつある
マクロ経済スライドの影響
マクロ経済スライドとは、世の中の情勢に合わせて年金の伸び率を調整するというものです。
例えば、最近では少子高齢化が叫ばれており、年金よりも子育てにお金をかけるべきという意見も多くなっています。
年金支給額の伸びは、物価上昇に対する伸び率よりも、こうした「情勢」でストップがかかり、0.1%というわずかな増加にとどまったと考えられます。
実質的にインフレ経済に転化しつつある
もう一つ、考えられる原因が「インフレ経済」へと段々と転化していることです。
2018年の年末から、各メーカーの値上げ発表が相次いでいるように、原料費や輸送コストの高騰で「日用品」を中心として「物の価値」が上がってきています。
そうなると、以前は100円で買えたものが将来的に150円出さないと買えないことも出てきて、相対的に「お金の価値」が下がります。
物価上昇は多いもので10%以上となっているのに、年金は0.1%。これでは、「年金が目減りしている」と言われても仕方がないと言えますね。
目減りする年金、これから私たちはどう対応していくべき?
物価が上がっていく一方で、年金の伸び率は小さく、「目減り」していく時代。
これから私たちは、年金だけにたよらずに、「自らの老後資金を準備」する必要が出てくるでしょう。
では、どんな方法で準備をしていくべきか。
例えば、銀行に貯金をしておくほか、iDeCo(個人型確定拠出年金)や個人年金保険といったもので準備しておく方法があります。
自分に合った方法、お得な方法を見つけ、自ら老後資金を準備するという考え方が大切です。
年金制度だけに頼らない資産形成を目指そう
年金が4月より増える、ということで明るい将来の兆しが見えたように感じる方もいるかもしれませんが、蓋を開けてみれば増えたのはごくわずか。
むしろ、インフレ傾向で実質的に「目減りしている」と言えます。
今後、私たちは自ら将来の「老後資金」を準備していく、という考え方が大切です。
老後資金の準備方法はいくつかありますが、自分にとって最適な方法を見つけ、ぜひ将来のために備えてくださいね。
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